サプライウェブ 次世代の商流・物流プラットフォーム
#書籍
『TOPPOINT 2021 年 3 月号』 より
2 つの変化が背景
マスプロダクション (大量生産) からマスカスタマイゼーション (変種変量生産) への転換
人々の消費に対する価値観の変化にあわせた変化
「自分だけのモノ」 を作るために多くの種類のの素材やパーツが必要
セットメーカーとして多くの調達先が必要
サプライヤーにとっても出荷ロットが小さくなっていくため、納品先を広げていく必要
モノ売りからコト売りへの変化
シェアリングなど
物の返却などが発生するため、これまで 「川上から川下へ」 という流れだった物流が、川下から川上への流れも発生
特定の調達先・納品先との固定的な取引関係 (サプライチェーン) から、柔軟・機動的に取引先を選択できるサプライウェブへ
サプライウェブへの進化のために、不特定多数の調達先・納品先との取引を支える 「オープンプラットフォーム」 が必要
プラットフォーマー 4 種
ロジスティクスプラットフォーマー : モノをつなぐ仕組み
マニュファクチャリングプラットフォーマー : 調達・生産プロセスを対象にした 「情報をつなぐ仕組み」
工作機械や計測機器について、使いたい業者と貸したい業者をマッチングする、など
ユーザープラットフォーマー : 流通・販売プロセスを対象にした 「情報をつなぐ仕組み」
個人の需要の把握や接点を拡充する、など、個人との関係を下支え
リスクマネジメントプラットフォーマー : 気象災害やパンデミックなどの危機的状況の際に、モノと情報をつなぐ仕組み
サプライウェブのサステナビリティ向上